こんにちは!
トレーナーの宮本です☺




【転倒予防】ご年配の方に多い骨折と怖い続発症②



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Part①では「骨折」についてご紹介しましたが、



今回は「長期臥床による続発症 」についてです。







長期臥床とは、長い期間ベッドに横になること を言います。




上半身の骨折なら歩くことは出来ますが、大腿骨や背骨の骨折になると基本は動けないため、長いベッド生活を強いられることになります。





そうなると身体機能は著しく低下し、様々な疾患に繋がってしまうのです。




 
長期臥床による続発症は大きく6つあります。


今回はその中でも、3つをご紹介していきます!







① 褥瘡(じょくそう)


いわゆる「床ずれ」の状態です。


骨と皮膚の間にある軟部組織の血流が低下または停止することで、組織がダメージを受け、最悪の場合壊死することもあります。

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好発部位は

・後頭部

・肩甲骨

・肘頭部

・仙骨部

・踵骨部



予防としては、体位変換やベットの硬さ調節を始め、栄養摂取なども大切になります。






② 沈下性肺炎(ちんかせいはいえん)




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分泌液や血液が肺の下部でうっ滞し、炎症を起こすことで、細菌が繁殖し起こる肺炎のこと。








③ 深部静脈血栓症



長期臥床により、血流が悪くなり、血管の中で「血栓」と呼ばれる血の塊ができてしまう病気です。



血栓は、脳の血管に詰まると最悪の場合、死に至ることもあるため、注意が必要です。





予防としては、


・早期離床

・可能な範囲での運動

・水分補給

・薬剤投与


などがあります。








いずれの続発症はとても危険なものです。



しかし、予防することは可能になります!


しっかりと病気に対して理解し、予防していきましょう。





次回のブログでは、残り3つの続発症についてご紹介していきます(^^)